さやかさんのブログが更新されました。
物事の見方の違い
モザンビークは、17世紀にポルトガルの植民地となりました。
劣悪な労働環境による奴隷制度が
独立戦争に勝った1975年まで続きました。
その後、1992年まで内戦がありました。
内戦とは同じ国の中で殺しあう戦争で、とても残酷なものです。
家族でさえも信じられず、自分のことを不幸だと思っているので
幸せそうな人をみると妬みや憎しみになり、信頼しあうことが難しいです。
強盗やレイプや殺人などもよくあるので、
夜は外出などできないし、ドアの無い家などとても危険です。
公務員の給料も安く、職権を使って平気で賄賂(または体)を要求する人がいますが
それらは、環境のせいでもあり改善されるのには、長い時間が必要だと思われます。
「奴隷として外国人による不当な扱いを受けた」という不満は今も残り
さやかさんがボランティアで学校を運営しているというのは理解されず
「外国からの援助を自分の利益にするためにアシャンテママの活動しているのだろう」と思われています。
また、70%ともいわれている失業率の中で
「アシャンテママと病院の2つも就労の場があり給料をもらうのはありえない」と、病院勤務のためのビザが認められません
それなのに、学校や病院からは「まだ働かないのか」と言われます。
さやかさんは、自分の問題を一つ一つ解決しようと努力していますが
法律がすぐに変わってしまい、提出書類の不備を毎回指摘され
訂正方法は教えてもらえないので、自分で勉強していますが
法律に関する問題はとても難しいのです。
子供たちの笑顔がさやかさんの支えになっているのでしょうが
誰かのためだけでなく、自分の幸せを一番に考えて欲しいと思います。