さやかさんの住む町の人口は10万人くらいですが、
お医者さんは10人くらいしかいません。
モザンビークには医療技術士という、
診察したり、治療したり、薬の処方箋を書いたり
小さな村とかの病院の管理をしたりもする国家資格があります。
具合が悪くて病院に行ってもお医者さんの数が少なすぎて見てもらえないため、
お医者さんの代わりにこの医療技術者さんたちが診察します。
さやかさんはモザンビークに行くまでポルトガル語を知りませんでしたが、
必死に勉強して現役高校生と一緒に
ポルトガル語でモザンビーク国立の医療技術学校の試験を受け、
1000人中30人の難関でしたが見事合格しました(2012年4月)
難しい医療用語もポルトガル語で、辞書を引きながら頑張っています
学校はとても厳しく、たとえ病気でも遅刻・早退・欠席が2回あれば即退学。
毎週何科目もある試験に1つでも合格点が取れなかったら強制退学です。
(1年の間にクラスメートの5人が退学になりました)
夏休み約1か月、冬休み10日前後がありますが、
月曜日から金曜日は朝6時半から午後5時まで
土曜日は基本午前中は学校に通います。
学校が無い週末だけ協会や畑に行くことができます。
学校がある日の協会は、さやかさんが雇った人に任せ
夜帰宅してからさやかさんの家にある事務所で報告を受けています。
さやかさんは生活費を稼ぐため、
協会が休みの日に英語を教えるアルバイトをしていましたが、
入学してからはアルバイトをする時間はありません。
日本で貯めたお金を使っているので、
節約のためにギリギリまで切り詰めた生活を送っています。
順調に行って医療技術士の資格が取れるのは2017年です。
<さやかさんのブログから>
写真は村にある小さな病院。
右にぶらさがっているのは、赤ちゃんをつるして体重測るところです。
電気も水道ももちろんないです。
