2009年10月 さやかさんはNPO団体【アシャンテ・ママ】を立ち上げました。
劣悪な環境でHIVに感染した母と子供たちが暮らす母子家庭など、
町でも特に貧しい女性や子供たち220名が所属しています。
モザンビークにも無料で通える小学校があります。
入学する時には戸籍が必要ですが、
戸籍登録にお金がかかるため戸籍の無い子供が多く、
その他いろいろな理由で学校に通えない子供たちに、
読み書きなどの教育や食糧支援をしています。
また、
学校に通った経験もなく貧しさで毎日の食べるものにも困っている女性たちを集めて
病気、衛生、健康、道徳心やモラル等の勉強会をしています。
さらに、夫が死んでしまったり逃げられたりして、
一人でたくさんの子供を育てている女性たちに対して
子供たちが飢えに苦しまなくていいように、彼女たちの収入にと思い
みんなで畑を耕してもらいお給料を払っています。
「日本で過ごした子供の頃とは比べものにならない
過酷な人生を送っている子供たちにほっとできる気持ちと場所を」
と、さやかさんは思っています。
協会の活動費は、岩波ジュニア新書【なんにもないけどやってみた】の印税や、
インターネットで呼びかけて、日本からの寄付でまかなっています。
ユニセフなどの大きな組織にも働きかけましたが一つも通りませんでした。
入れて欲しいという人はたくさんいますが、
予算がなくて受け入れるのは難しい現状です。