モザンビークは長い間ポルトガルの植民地でした。
独立するための戦争をし、
独立後には内戦が長い間続き、今も貧困に苦しんでいます。
失業率は75%を超え、強盗や殺人などの犯罪が絶えず、
HIVも蔓延しています。
町で目につくのは、
年老いたおばあちゃんと小さな孫たちだけの家庭。
それと、お母さんとたくさんの子供たちだけの家庭です。
彼女たちは仕事が無い上、畑を持っていないため、
遠くのブッシュ(茂み)まで行き畑を耕して生活しています。
アフリカは暑いというイメージがありますが
日本と同じように夏は暑く、冬は気温が5度くらいになります。
雨が降る日はとても寒く、
上着も毛布も無いはだしの子供たちは、
ぶるぶる震えています。
砂糖を買うお金も無くて、
暖まるための紅茶(お湯とお砂糖のみ)も飲めません。
「どうすることが一番ダイレクトに本当に貧しくて困っている人たちの手助けできるか、
手助けするだけじゃなくてその人たちの毎日に
ちょっとでも何か気持ち的に張り合いがでるようなことをしたい」
と、さやかさんは考えました。