さやかさん応援募金の代表をさせていただいている河田です。
さやかさんの本《なんにもないけどやってみた》を最近読んでくれた方から
「お母さんの気持ちになっちゃって切ない」と言われました。
「私も同じで、金銭の援助をすることは帰国を遅らせることになると考えていた時もあります」と、話しながら
本が出版された時のことを思い出しました。
以下は、本を読んだ2011年の私の気持ちで 今も変わっていません。
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2年前にモザンビークでNPOを立ち上げたさやかさん
彼女との出会いは数年前
「デジカメを盗まれてデータが無くなってしまうのを防ぐために、
Webに保存する方法を教えて欲しい」と言われたのがきっかけでした。
(メールのやり取りだけで、お会いしたことはありませんが・・・)
本を読みながらいろいろ考えました。
彼女がエチオピアにとどまっているときに
「早くアフリカを出て、安全な日本に戻って、
仕事に生きがいを感じたり、家族や友達と笑いあったり、
おいしいものを食べたり、恋をしたりして、
人のためじゃなく自分自身の幸せを求めて欲しい」と思っていました。
モザンビークに学校を作ろうと努力していて、
とんでもない壁に何度もぶち当たった時には
「日本に帰るチャンスで、アフリカから離れることが最善だ。」と思いました。
だから、さやかさんがアフリカに残り、
頑張り続けることを選択した時は正直なところ残念でした。
それは、彼女のことを思っているようで
本当は私がつらくなっちゃうからっていうエゴだったと思う。
お金が尽きるか、ひどく傷つくか、志を果たすまでは日本に戻ることはないのかもしれない。
そう考えてからは応援することにしました。
本当に大変な生活の中で、小さなことに幸せを感じながら活動されているさやかさん
彼女と子供たちの笑顔を見ると、私まで幸せな気持ちになる。
想像を絶する出来事に心を痛める日もたくさんあるけれど、
どうか幸せを感じることの方が多くて欲しい、
立ち直れないくらい傷つかないで欲しい。
いつでも日本に帰ってきていいんだからね。
彼女と笑顔で会える日を楽しみにしています。